蓄光材と蛍光材について


・蓄光材とは?

蓄光とは、燐光とも言い、紫外線や可視光線などの励起光が消失した後も発光を続けるもの。

  • つまり、蓄光材は俗に夜光とも呼ばれ、太陽光や蛍光灯などの光エネルギー(紫外線)を吸収して、暗闇で 徐々に光を放出する材料の事。
  • 吸収する光エネルギーが強ければ強いほど、より明るく、長時間発光を続け、弱ければ発光も暗く、 時間も短くなります。発光輝度や残光時間は → 蓄光塗料の性能へ

蓄光材の安定性と安全性

  • このHP使用している蓄光材は、アルミナ系酸化物の無機顔料であり、1000℃以上の温度で溶融されて作られている為、耐候性や耐熱性に対して極めて安定しており、半永久的に発光を繰り返します。
  • 安全性について、1990年以前まで主流であった夜光(自発光タイプ)には放射線物質が含まれていましたが、それ以降主流となっているアルミナ系酸化物には有害物質は全く含まれず、極めて安全な材料です。
    ※赤色蓄光材に関しては硫化物系顔料の為、耐侯性・耐熱性はありません。



蛍光材とは?

蛍光とは、X線や紫外線、可視光線が照射されてそのエネルギーを吸収することで 電子が励起し、それが基底状態に戻る際に余分なエネルギーを電磁波として放出するものです。

可視光線 人が目に見える電磁波で、380nm〜780nm程度の長さの波長をの事を言い、それ以外の電磁波は目に見えません。
380nm付近の短かい波長は紫色で、780nm付近の長い波長は赤色に見えます。
紫外線 可視光の紫より短い波長を紫外線といい、10nm〜400nm程度の目に見えない電磁波の事。
光のスペクトルで紫より外側になるのでUltravioletからUVと略される事がある。
紫外線には波長別にUV-A(315〜400nm)、UV-B(280〜315nm)及びUV-C(200nm〜280nm)があり、可視光に近いUV-Aの方が安全性が高い。
X線 紫外線よりも更に波長が短い、1pm〜10nm程度の電磁波のこと。
1895年にレントゲン氏が発見した為、レントゲン線と呼ぶこともある。

※参考・・・可視光の赤色(780nm)より波長の長い電磁波を赤外線(IR)と呼びます。

蛍光材はどんな物に使用されているか?(一例を下表に示す)

蛍光ペン 事務用で使用されている周知のペンです。これは、可視光により励起を受け、使われている蛍光材(有機染料)がより光って見える様というもの。
蛍光増白材 白いシャツや紙などをより白く見せる為に蛍光材(有機染料)が添加されている。上記同様、可視光を受けて励起し、白さを引き立てる役割をしています。
これらの蛍光有機染料は、ブラックライトを当てると更に発光します。
蛍光灯 蛍光灯に使われている蛍光材(無機顔料)は、自体の体色は白っぽく、紫外線により励起を受け、波長の短い紫外線を波長の長い可視光へと電磁波を変化させます。
このHPで使用している蛍光材も、このタイプと同様のメカニズムです。
蛍光X線分析機 蛍光X線を使って、物質中のある元素を定量分析する為の特殊な機械。
これは特殊な分野に付き、詳細説明を省略します。

このHPで使用している蛍光体は、可視光の下では白っぽくみえる材料が、ブラックライトの光(ピーク波長は約365nm)を受けて励起し、全く別の波長()に変化させる材料の事です。


蛍光材の安定性と安全性

  • ここで使用している蛍光体は無機顔料タイプで、1,000℃以上の温度で溶融されて作られている為、耐候性や耐熱性に対して極めて安定しており、半永久的に発光を繰り返します。
  • 放射線物質やその他有害物質は含まれていません。





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