照度と輝度

■ 照度=ルクス(lx)とは?

ルクス(照度)は、「光があたっている表面の単位面積当たりの光束の量」と定義されます。つまり、1ルーメンの光束で1m2を照らす場合の照度の事で、1lx=1lm/m2となりますが、要するに『光を受ける面の明るさの事』。その他の表現では、1カンデラの光源から1m離れた所を照らす明るさが1ルクスとなります。 例えば、下表の様な場所の照度のイメージは次の通りです。

テレビ放送のスタジオ・・・約 1000 lx ~ 
一般的な事務所の机の上・・・約 500 lx
一般家庭のリビングの床の上・・・約 200 lx
60ワットの裸電球から直下1mの場所・・・約 60 lx
ゲンジボタルが光った時、1㎝離れた場所・・・約 3 lx
満月が地面を照らす明るさ・・・約 0.5 lx

■ 輝度=カンデラ毎平方メートル(cd/m2)とは?

光度の基本単位の事で、定義は「1カンデラ(cd)は、周波数540×1012Hzの単色放射を放出し、所定の方向におけるその放射強度が1/683ワット毎ステラジアンである光源の、その方向における光度である」となりますが、簡単に表現すると『ある方向から見たとき、その物がどれだけ輝いて(明るく)見えるかを表したもの』です。